シーズンオフの下田はワーケーションに最適<前編>
40代半ばの映像ディレクター、YASUKEです。
突然ですが、シーズンオフに下田に電車で行ったことってありますか?

わたしは無いかなぁ。うさこちゃんはどう?



私も無いよ。下田って車だと都内から5時間くらいかかるよね
私は今回初めて行ってみました。
今まで幾度となく伊豆半島最南端を目指して車を走らせたことがありましたが、季節はいつも夏でした。
今回初めてとあるフェスを目指して9月の終わりに下田インしたのですが、そこで感じたのは「シーズンオフの下田はワーケーションに丁度良いのではないか」ということです。


そして検索してみたら、ハイ、私がわざわざ提案するまでもなく、下田市がワーケーション誘致に力を入れていました。
行政をはじめ、既に多くの人がそのポテンシャルに気が付いているわけですが、実体験から私なりに理由をつけると
1.快適なホテルが手頃な値段で泊まれる
2.ナイスなお店がある
3.踊り子号が快適
4.ビーチや港がたくさんある
5.寒くない
といったところでしょうか。
それぞれのポイントを見ていきます。
1.快適なホテルが手頃な値段で泊まれる
オーシャンヴューの部屋で仕事をする贅沢
今回私が宿泊したのはホテル伊豆急下田です。
1962年開業の老舗ホテルです。


バブル期、日本中からリゾートを求めてやってくる大勢の客を受け入れてきた名ホテル。
シーズン中は素泊まりでも1人1泊2~3万はする部屋もあるようです。これだけの施設とロケーションなので当然です。
しかし今回はオーシャンビューの部屋を予約して、一人1万円以下で泊まれました。
私たち(2人)が泊まった部屋はこんな感じでした。





水平線が見える〜



バブルの遺産を想像してたけど、おしゃれな部屋だね
写真では分かりにくいが窓辺のテーブルは堀座卓(ホリザタク)になっていて、正座せずに仕事に集中できる仕様になっています。
そしてしばしパソコンの画面を睨んでブルーライトを浴びた後、顔を上げれば窓の外のオーシャンブルーで浄化されるという素晴らしい環境なのです。
WiFiが飛んでいることは言うまでもないです。


仕事の合間は海辺を散歩
伊豆急白浜を出たらすぐに白浜海岸があり、太平洋と正対できます。
シーズンオフはサーファーがポツポツいるくらいで広々してて気持ちが良い。
少し歩くと大明神岩の赤鳥居というパワースポット(googlemap情報)が出現します。
海の神を祀る祭壇といった趣。
どうやらすぐ近くにある伊古奈比咩命神社(いこなひめのみことじんじゃ)と関連があるようです。






伊古奈比咩命神社(いこなひめのみことじんじゃ)、通称・白浜神社は伊豆最古の神社と言われていて神聖な雰囲気です。ネット情報によると西城秀樹が結婚式を挙げたそうです。


海岸を散歩し、岩場を散策し、神社へ参れば気分転換の散歩としては十分ではないでしょうか。
ホテルへ戻って仕事するエネルギーが充填されることでしょう。
2.ナイスなお店がある
「よし。リゾート行って肌を焼くぞ」
「ワイハは遠すぎるし高いから下田に行こうぜ」
高度経済成長期、夏になると大勢の人が下田に押し寄せたそうです。
今はかなり寂れてしまったとのことですが、下田の街にはところどころナイスなお店が点在しています。
私は今まで下田には車で来たことしかなかったのですが、のんびり歩いてみると、洋服屋とか、洒落たイタリアンとかハード系の美味しいパン屋なんかが見つかります。
「パライソ」ハリウッドランチマーケット系のシャツを購入
パライソはハリウッドランチマーケットなど、こだわりのブランドを扱うセレクトショップ。
下田で長くお店をやっているオーナーさんがバブル期の話や地元の情報を色々教えてくれました。
90年代後半。高校生だった私は、オシャレ好きの友人に連れられよく代官山に行ったりしたものでした。
当時から代官山で独特の存在感を放っていたハリウッドランチマーケット。
最近すっかりそっち方面に行かなくなり、興味も薄れていた私がまさか下田で20年以上ぶりにハリラン系の洋服を買うことになるとは。。


「FermenCo.」 美味すぎるピザとワインと景色
某有名DJユニットのあの方がオーナーのこちらのお店。
私が行った時はKentさんは不在で会えなかったのですが、生地の発酵からこだわった極上のPizzaをいただきました。
私はそもそもイタリアンpizzaが好きなのですが、FermenCo.は歴代トップレベルと言える美味しさでした。
ビオ系に寄ったワインのセレクトもすごくツボ。サイドメニューも美味しい。そして目の前がビーチ(夜だったけど)。
つまり優勝なんです。どんな敗北者もここでは勝者になれます。
駅からは少し遠いのでバスで行くのがオススメ。



夜にこういうお店に来れるのが電車旅行の醍醐味だね



車旅行でもタクシー乗れば良いんだけどね






「As it」でクラフトビールを飲みつつ情報収集
FermenCo.を目指して降りたバス停の近くに半屋外の洒落たバー「As it」があります。
覗いてみるとDJブースもあり、音楽が流れているではありませんか。
帰りのバスを待つ間、ビールを飲むことにします。
こだわりのクラフトビールが5TAPから選ぶことができて言うことなし。一口飲んで気がつきました。
「これは旅先で出会える理想的なバーかも。。」
その予感は正しく、店主さんが下田のディープな情報を色々教えてくました。
この情報のおかげで、旅の後半がさらに素晴らしいものとなりました。
やはり旅の醍醐味は人との出会い。



終バスを逃さないように気をつけないとね



旅に行ったら酒場で情報をGET。鉄板だね


らんぷはうす 風情溢れる港町の最高な朝食スポット
As itの店主から教えてもらったお店「らんぷはうす」は地元のベテランママが一人で切り盛りしているローカル食堂。
行けば分かる、シンプルで飾らない朝定食の美味しさ。知らない人たちとみんなで食卓を囲む、独特な空間。口は厳しいけど心の優しさが伝わってくるママさんのナビゲーションに従い食べる朝食は唯一無二です。
セルフサービスの気持ちで行きましょう。
こういうお店に出会えるとグッと旅に奥行きが出ます。




「外浦海岸ベーカリー DOUG」 都会的なハード系ベーカリー
私はパンが好きなので、旅先で朝食無しの宿泊をした場合、近くのパン屋情報を調べたりします。
小麦にこだわったハード系のパンが充実しているベーカリーが好みです。
そんな私が下田で発見した最高のベーカリーがDOUGです。
伊豆急下田駅から電動自転車で20分ほど東に行くと外浦海岸があります。
私が発見したなどと言いましたが、界隈ではかなり有名な店らしく、開店時間の7時に行った時にはすでに行列ができていました。一度にお店に入れるのは1組のみ。中々列が進まずヤキモキしましたが、ここのパンの美味しさは十分それに値します。
家の近くにあったら通うこと間違いなし。



街からは離れた場所みたいだね



近所には某マンガで有名になった干物屋さんもあるみたいだね


「石亀水産」良質な干物をリーズナブルにGET
港町に来たら干物などのお土産を買いたくなるものです。
下田には干物屋がいくつかあるようですが、私はAs itマスターに教えてもらった石亀水産で購入しました。
伊豆急下田駅からは10分ほど歩きますが、安価で、とても美味しい干物や塩辛などが買えます。







キビナゴの干物が好きだなぁ



地球温暖化で下田近辺でも漁れる魚の種類が変わってきているらしいね
「下田時計台フロント」 お土産買うならここ!
駅に隣接した「下田時計台フロント」。なまこ壁で造られた時計台が目印です。
ここで「金目鯛の炙り寿司」をテイクアウトし、帰りの踊り子号で食べる美味しさたるや極上です。
お土産屋としてのチョイスも気が利いている上に、カフェも併設しているので、電車を待つ場所としても最適。
独特のモチモチ食感で大人気の名物「下田ミルクもち」もマストバイな美味しさです。




続きは後編へ
長くなったので続きは後編へ。





下田のポテンシャルまだまだ知りたい



下田を語り尽くすにはページが足りない!
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