奄美ー加計呂麻トリップ1!田中一村記念美術館と泥染体験

戸口から見た笠利半島(かさりはんとう)

<※この旅の内容は2024年3月のものです>

3月だが南の島へ行きたいと思った。九星気学で吉方位が南西だったこともある。
オノ・ヨーコよろしく、旅行に際して吉方位を選択する習慣を私は身につけたのだ。
沖縄には何度か行ったことがあるが、奄美大島は行ったことが無かった。

奄美大島は沖縄本島と比べると、リゾート開発がされておらず、素朴な自然が残っているという。
そして奄美大島の南端には、さらに海が綺麗だと噂の加計呂麻(かけろま)島がある。

地図を見れば分かるが、直行便の無い加計呂麻島は1泊や2泊で行くには遠い。
奄美大島とセットで楽しむためには、奄美空港で車をレンタルし、ゆっくり島を縦断し往復するのが良さそうだ。

この旅を楽しむには最低でも4泊5日の休暇が必要だろう。こんな計画を立てた。

1日目:奄美大島北部で田中一村記念美術館と泥染体験 名瀬泊
2日目:加計呂麻島へ 加計呂麻島 徳浜泊
3日目:加計呂麻島でカヤック体験 奄美へ移動 宇検村泊
4日目:奄美大島でゆっくり 名瀬泊
5日目:最終日

うさ子

旅行行くなら吉方位でしょ!

くま子

うさ子ちゃん、スピってるね!

目次

Peach便の朝は早い

LCC旅行が常の我々。
奄美大島行きのPEACH便の朝は7時成田発だ。
地元の駅から始発に乗って向かうことになった。
この時間だと京成が誇る爆速在来線「スカイライナー」に乗ることができない。

3月半ばの早朝は当然まだ寒い。南国行きの服装をしていた我々は寒さに震えながら、京成線を乗り継ぎ成田へ向かった。

├ 東京(成田) 第1ターミナル
├ 2024/03/19 (火) 07:00
| ↓
├ 奄美
└ 2024/03/19 (火) 09:55

くま子

飛行機に乗り遅れそうでダッシュした思い出。。

うさ子

空港ではゆっくりしたいんだけど贅沢は言えない

奄美空港で「くろうさぎレンタカー」に乗車!

奄美空港付近で車を借りる予定なら、その名も「くろうさぎレンタカー」がおすすめだ。
素朴で親切なローカルなレンタカー店。
なお、少し誤算だったのは「どちらまで行かれますか?」と聞かれたので加計呂麻島と言うと、レンタカーをフェリーに乗せて加計呂麻へ持ち込むことは禁止だと言われたことだった。なんでも加計呂麻に行ったまま帰って来ず、車が行方不明になった事例が何度かあったとのこと。その理由についてはうっすら聞いたのだがここで書くのは憚られる。まあ想像にお任せしよう。。

我々は加計呂麻へ渡るフェリー乗り場がある港町、古仁屋(こにや)までくろうさぎ号で行き、加計呂麻島では別のレンタカーを借りるプランに変更した。ともあれ、まずは奄美観光だ!

田中一村記念美術館へ

奄美パークという博物館と公園と美術館が合体したエリアにある「田中一村記念美術館」

田中一村さんは奄美を代表する画家で根強いファンがいる。奄美移住後はもっぱら自身の絵画の追求を続け、名前を売ることには無頓着だったとのことで、あまり知られないまま亡くなった。

美術館は建築も独特で、ゆっくりと作品の世界観に浸れるのでおすすめだ。

また、隣にある奄美パークも、奄美大島の歴史や文化を説明する展示が充実していてとても面白い。

観光前に立ち寄るにはベストな場所だった。

けいはん ひさ倉で昼食

奄美大島と言えば鶏飯。

我々はGoogle Mapで目星をつけていた「けいはん ひさ倉」に向かった。

お店は広くて居心地が良く、鶏飯もめちゃ美味しいのでオススメ。

ひさ倉の鶏飯
生唾が出てくるビジュアル
鶏飯にかける汁の鍋
鶏飯にかける汁の鍋
ひさ倉の鶏飯とおすましくま子
鶏飯はくま子のソウルフード認定!!

NESARI COFFEE

食後のコーヒーを飲もうと立ち寄った素敵なお店NESARI COFFEEも紹介しよう!!

コーヒーの他にカカオドリンクや手作りのチョコレートなども販売されている。

お店の前の広場にはパパイヤの木がお茂っていて、そのそばのテーブルでコーヒーを飲めるようになっている。

雰囲気も味も最高で、家の近所に欲しいと思える素晴らしいお店だ。

お店のインスタをチェック!

店先にはタワワに実ったパパイヤが

金井工芸で泥染体験

奄美大島の伝統的な染色法「泥染め」。

そう、有名な大島紬(オオシマツムギ)も泥染めによって色がつけられる。

奄美大島の北東部、戸口エリアにある金井工芸では泥染めをはじめとする天然染色を体験できる。

興味ある人は金井工芸のインスタをチェック!

Tシャツなどを持っていけば、オリジナルな泥染アイテムを作らせてもらえるんだ。

金井工芸の内観
ジブリの映画に出てきそうな風景

泥染はまず車輪梅(しゃりんばい)というバラ科の木を煮出した染料で生地を染める。

奄美の方言でテーチ木と呼ばれるこの木にはタンニンが含まれている。

これを泥に何度も潜らせることで、泥の中の鉄分とタンニンが化合して、「大地の色」と言われる独特な色に染まる。

うさ子

鉄分とタンニン。最近一部で話題の南部鉄器とお茶の関係に似ているっ

くま子

さすがうさ子ちゃん、アンテナ高いっ

奄美方言えテーチ木と言われる車輪梅(しゃりんばい)
奄美方言えテーチ木と言われる車輪梅(しゃりんばい)
テーチ木を煮る大釜
テーチ木を煮る大釜
泥染をする泥田ではイモリも泳いでいる
泥田で泥染をするくま子
泥染をするくま子
金井工芸で飼われている犬
金井工芸で飼われているクーちゃん。とてもカワイイ

焼き鳥の名店 鳥重で晩餐

我々が宿を取った名瀬というエリアは奄美大島の中心部だ。

名瀬の繁華街はコンパクトで散歩にちょうど良い。

ホテルから程近いところに食べログの西日本焼鳥百名店に入っている「鳥重」があった。

紀州備長炭で焼き上げる鹿児島産“黒さつま鶏とのこと。

どうせなら奄美産の焼き鳥も食べてみたかったが、ここは一流の匂いがするし、ワインも飲めそうだった。

メニューは無く、「ストップ!!」というまで一串ずつ大将が提供してくれる”おまかせ”スタイル。

味は抜群にうまいし、日本酒やワインも美味しいものを扱っているアーバンライクな雰囲気が素敵なお店だった。

写真を見るだけで、再訪したい気持ちが溢れてくる。

奄美大島1日目が終了

1日目はこんな感じで終了!

次はいよいよ加計呂麻島へ行くのでお楽しみに。

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この記事を書いた人

音楽と歴史を愛するWEB/映像コンサルタント。
医食同源的な食事、酒に惹かれて旅をする。

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